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新幹線のトンネルでないトンネル
上越新幹線で上毛高原駅から新潟方面向かうと、
上毛高原駅を出発するとすぐにトンネルに入ります。
それから越後湯沢駅到着直前までずっと、窓の外は真っ暗闇です。
 上越新幹線上毛高原−越後湯沢間32.3キロの間には、
谷川岳などの山々があり、その下を「大清水トンネル」(22.2キロ)が貫いています。
 あれ?距離があわないですね?
 実は上毛高原−越後湯沢間には、
「大清水トンネル」(22221メートル)以外に、
「月夜野トンネル」(7295メートル)、「第一湯原トンネル」(783メートル)、
「第二湯原トンネル」(703メートル)があるのです。
 でも新幹線に乗っていると、外はずっと真っ暗で、まるで一つのトンネルのようですね。
 では、3ヶ所あるはずのトンネルとトンネルの間はどうなっているのでしょうか?
 その謎の地点は3ヶ所とも水上町内にあります。

 1ヶ所目の「月夜野トンネル」と「第一湯原トンネル」の間は、写真のようになっています。
 写真の真中の壁と屋根で覆われている大きな建物のようなものが、新幹線です。
 奥の高い橋は関越自動車道。
 トンネルとトンネルの間は、谷になっていて新幹線はその谷を橋で越えます。
 その橋が壁と屋根で覆われているのです。
     地図↓

この橋には保守・非常用の車が入っていけるような通路も設けられています。
 2ヶ所目の「第一湯原トンネル」と「第二湯原トンネル」の間も同じような感じです。

地図↓
   
 ここは水上観光会館前交差点からから猿ヶ京向かうとすぐに見えてきます。
 3ヶ所目の「第二湯原トンネル」と「大清水トンネル」間は、谷川温泉の近くにあり、
 谷の幅が狭く橋も見た感じで10mぐらいしかなさそうです。
 この橋はコンクリートで固められていて、コンクリートの箱そのものです。
 ここは橋が短すぎて、橋の部分に保守・非常用の出入り口が設けられなかったようです。
地図↓

 

   その代わり、橋のすぐ脇に、トンネルに直接向かう入口があります。
 まるで戦争中の地下要塞入口のような雰囲気です。
 この前に立っている時に、中を新幹線が近づいてくると、
 風圧で扉から大きな音がし、その扉の隙間から風が勢いよく吹いてきます。
 静かな谷間にあるので、突然の大きな音には驚かされます。
 新幹線が通り過ぎると、今度は扉の隙間から空気を吸い込んでいきます。
 この吸い込み方も激しく、ちょっと恐怖を感じるほどです。
 これらのトンネルのような橋はなぜ作られたのでしょうか?
 聞いた話では、冬の雪の影響を無くすためとのこと。
 上越新幹線の上毛高原駅付近や新潟県側では、
雪が降るとスプリンクラーで雪を溶かしています。
 トンネルとトンネルの間のわずかな区間に、スプリンクラーを設置するより、
壁と屋根で覆ってしまった方がいいとの判断で、このような姿になったそうです。
新幹線の安全な運行の為には仕方ないですが水上の四季を眺める事ができないのは残念なように思います。

 補足
 時刻表などに書かれている上毛高原−越後湯沢間の距離47.6キロは、
運賃計算用の距離であり、上毛高原に最も近い在来線の後閑駅と、
越後湯沢間の上越線上り線の距離を採用しています。